馬路町

馬路の町

馬路町は、亀岡市の中心部から北へ3.5kmに位置し、自然環境に恵まれたのどかな田園地帯にあります。

馬路町を中心とする川東地域は、かつての古代丹波の中心地として栄え、その後は「京の台所」として、豊富な食材をや材木等の一大供給地として京の都を支えてきました。

現在も、大規模化され圃場、その間を府道・市道・農道が整然と整備されており、こうした恵まれた農業生産基盤・農村環境の下で、安定した地域農業生産活動が営まれています。

町の中心には、生活に必要な物が購入できる商店街や、保育所、小中一貫校、高等高校があります。

交通の利便性もよく、JR亀岡駅及び千代川駅へ路線バスが一日13本及び9本走り、車であれば亀岡駅まで10分、千代川駅へは5分。全国の高速道路網と結ぼれている千代川インターまで8分です。

馬路町は、自然も多く住環境も暮らしやすい町です。

 

馬路町いろいろ

教育の里 ~多くの文人・教育者を排出~

川東学園馬路町は、多くの文化人・教育者を輩出しています。(木戸光匿と親交のあづた杉浦氏正職、解体新書の翻訳者の一人中川淳庵、桑田郡で最初の家塾「典学舎」の北村龍象、日本初期の私立三輪田女子校を創設・女子教育会草分けの一人である三輪田真佐子、東北大学の初代校長・東京女子高等師範学校長として、女子教育会の重鎮となった中川謙次郎、謙次郎の甥で立命館大学の創設者・中川小十郎等

この文化・学問の風土が、今に受け継がれ、町内には、市立川東保育所・市立亀岡川東学園(小中一貫校)・府立南丹高等学校と一つの町で「就学前から高等教育までの教育課程」がすべて揃っており、全国的にも稀な地域となっています。「教育の里」と言われる所以です。

とりわけ亀岡川東学園(写真)は、平成29年度4月に小学校、中学校に続く、小中一貫教育を目指す第三の学校、即ち義務教育学校として認可。その京都府下第一号であり、英語学習に特化したプログラムがあり、編入希望者が多くあります。

 

中川小十郎 ~立命館大学の前身校を開学~

中川小十郎氏1866年丹波国桑田群馬路村(亀岡市馬路町)に生まれる。幼少期を馬路村で過ごし、山陰道鎮撫総督の西園寺公望の幕下で戊辰戦争に従軍。現在の東北大学・お茶の水女子大学の学長を歴任した叔父の中川謙次郎に 様々な学習アドバイスを受けるなか、東京大学に学びました。

夏目漱石をはじめとした多くの出会いを経て、文部省に勤務。井上毅・西園寺公望文部大臣の下、教育界をリード。また、日本の女子大学創立にも尽力した、女性が表舞台で活躍することが極めて稀な明治時代の女性実業家「広岡浅子」と交友。大同生命保険株式会社の設立に参画するなど関西実業界で活躍します。

明治33年には、現在の立命館大学の前身である私立京都法政学校を開学。近代日本の教育界・実業界の発展に大いに貢献しました。

 

馬路大納言 ~幻の小豆~

馬路大納言大粒であり、色・光沢・風味共に優れ,俵形。煮ても腹われをしないことから、和菓子のつぶあん用に重宝されています。

この小豆は、吉田兼好の「徒然草」にも登場する、元出雲とも言われる出雲大神宮の背後に広がる山々から湧き出る豊かな硬質の伏流水と霧が潤す馬路町という限られた地域でしか採れない貴重な小豆です。

平安時代に丹波の国から素晴らしい小豆が出来るとして、毎年天皇に献上 (昭和天皇にも献上)、「大納言」と命名してもらったと伝えられている、正に「幻の小豆」です。

馬路大納言活性化委員会ホームページ

 

平の沢池公園 ~京の三沢に数えられる~

平の沢公園 桜の季節平の沢池は、嵯峨にある大沢・広沢の池と共に、「京の三沢」の一つでもあります。

馬路町池尻にある平の沢池は、京都府内有数の探鳥池であり、池沿いの道が、「水鳥の道」として駐車場と合わせて整備されている。ここでは一年を通じて里山と水辺の野鳥が観察でき、特にカモ類が渡来する秋から春にかけては、種類、個体数とも多くなり、探鳥に最適な時期となり、多くの探鳥家が水辺に訪れます。

中池・下池には、全国的にも数少ない、京都府内唯一のオニバス(スイレン科の水生植物で、夏に巨大な葉を水面に広げ、直径3~4cmのかわいいきれいな古代紫の花を咲かせる)の自生地であり、京都の自然二百選にも登録されています。

写真提供:日向工房

 

馬路町自治会について

馬路町自治会は、亀岡市合併に伴い、昭和30年1月(1955年)に発足。平成17年(2004年)には地縁団体の法人格を取得、一定の財産を取得することができる団体となりました。自治会は、馬路町に居住する町民の皆様の集まりによる自治組織です。

馬路町の様々な問題解決に当たると共に、様々な催しや活動を通じて、ふれあい交流の輪を広げ、お互いに助け合う協働意識を高め、明るく元気に誰もが笑顔で暮らせるまちづくり、馬路町に住む人たちの福祉の向上に努めている自主的な団体です。

組織的には、会長のほか、6つの区から計17名及び財産区選出の1名の18名の自治会議員、各区の正副区長、56の隣組長を中心とした住民組織です。

馬路町自治会の主な活動

  • 運動会
  • 敬老会
  • 文化祭
  • 盆踊り
  • 溝浚え
  • 空き缶収集等の環境美化活動
  • 戦没者慰霊祭
  • 高齢者サロン運営
  • 人権研修等各種学習
  • 自治会だよりの発行等

馬路町自治会連絡先

〒621-0008
亀岡市馬路町流川2-1
Tel.0771-22-0661
Fax.0771-22-5552

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