2022/01/01 その他
2022年(令和4年)年頭のご挨拶
馬路町にご縁をお持ちの皆様へ
新年明けましておめでとうございます。
新型コロナウイルスが世界中にまん延。昨年末には「オミクロン株」という新種のウイルス変異株の出現により、感染拡大第6波の発生が懸念されています。このため、3回目のワクチン接種の準備が急がれます。ワクチン接種のいっそうの進展。国産ワクチンや経口薬の開発に伴い、早期にインフルエンザと同等の感染病になり、従前の日常生活を取り戻せる日が待たれるところです。
今日の日本のコロナ感染防止の取り組みは、世界を驚かせていますが、日本人の律儀な国民性を改めて再認識したところであります。
さて、これまでのコロナ禍に伴い馬路町住民間のコミュニティ活動が大きく制約されてきました。地域内コミュニティ活動の低下に伴い、地域間のつながり、関わり合いが少なくなり、孤立化する人を生み出すこととなり多くの弊害が顕著になってきました。
そのため昨年11月ごろからコロナ禍が少し沈静化したことから、飲食抜きではありましたが、「町民文化祭」を、11月7日(日)に感染防止策には万全を期す中、2年ぶりに強行開催しました。
11月28日には、延期していました第6回グラウンドゴルフ大会も開催しました。いずれも久しぶりの町民交流の場であったことから、予想以上の多くのみなさんに参加頂き、町民の皆様の笑顔を沢山いただき、盛会の内に終えることが出来ました。
詳細は、2月1日発行の「自治会便り第26号」を参照下さい。
さて、馬路町では、整然と整備された180haの広大な農地を、次代にしっかりと引き継いでいくための取り組みを進めています。
即ち、10年後になれば、整然と整備されている、ほぼフラットな農地ではありますが、保全管理を担ってもらえる農家が、2割にも満たないというということが明確になって参りました。
従いまして、先人が子孫に美田を残したいという思いの下、平成19年度に完了した基盤整備事業を受けて、これまで営農組合・農作業受託組合組織を中心に、美田を守ってきてもらっているところですが、厳しい担い手不足が明確となった今日、その対応策について、京都府、亀岡市の指導・助言を受けながら、準備委員会を立ち上げ協議して参りました。一定の提案内容がまとまりましたので、11月から町内外の全農地所有者《462農家》を対象に11回にわたり説明会を開催致しました。町内の皆様で約6割、町外の皆様では約4割の方に出席いただきました。出席者の反応としては、疑問点さえ解消すれば、参加するとの意向をお持ちの方が多くあることの確認ができました。疑問点は多岐にわたっていますが、概ね丁寧に説明すれば、ご理解を頂ける疑問点が多いという感じを持っています。本取り組みを完了形に持っていくには、まだまだ大きなエネルギーが必要となりますが、粘り強く進めていく所存です。参考までに提案した資料も掲載しておきます。
コロナ禍の下、自治会行事も慎重な活動が求められますが、コミュニティ活動のあり方についても、いわゆる「不易と流行」と言う観点を適切に取り込み、「心と心をつなぐ事により人は強くなれる」と言う言葉の実践を通じて、住み良い明るく元気な馬路町のまちづくりを目指して、自治会関係者が一丸となって取り組んで参る所存ですので、皆様には、大所高所から馬路町に関心を持って頂き、何かとご支援を賜れば幸いです。
馬路町にご縁をお持ちの皆様方の、今年一年の幸多からんことを祈念いたしまして年頭のご挨拶と致します。
馬路町自治会長 中澤 基行