令和7年12月の平の沢池 丹波霧に沈む静かな季節

亀岡は「霧のまち」と知られています。 今朝の平の沢池も、あたり一面がやわらかな霧に包まれていました。 午前11時を過ぎても景色は白い幕の向こう側。 池のほとりに立つと、向こう岸の木々の輪郭がぼんやりと溶けていきます。 亀岡の霧は「丹波霧」と呼ばれ、盆地特有の冷え込みによって夜のあいだに地面が冷やされ、空気中の水蒸気が一気に霧へと変わる現象です。 寒い季節ほど霧が深くなり、まるで池が静かに息をしてい
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